岩井俊二監督 「ロックの会」 に参加しました。
- 2012年07月01日 10:46
「friends after3.11【劇場版】」上映会&岩井俊二監督ロックの会
6/30 小倉のおしゃれなカフェcreamにて,岩井監督のドキュメンタリー映画の上映会があり,
当弁護団からも池上遊弁護士,八木弁護士,德永で参加してきました。
会場の都合で40名が定員でしたが満席でした。
映画は,岩井監督や松田美由紀さん(女優),藤波心さん(脱原発アイドル)さん達が,
小出裕章教授や音楽プロデューサー小林武史さん,俳優 山本太郎さん,
環境活動家 田中優さん等に
原発がなぜいらないのか・なぜなくならないのか等の話を聞いたり,
被災地へ行って自然の脅威や悲しみを感じるというものでした。
岩井監督がおっしゃっていたように
「特定のメッセージを伝えるというのでなく,分からないことを探求していったことを映画にした…」
というもので沢山の名言や問題提起があり,原発問題について専門知識がなくとも分かりやすかったです。
私の拙い文章では映画の魅力をお伝えできないので,ぜひ映画をご覧ください。
岩井監督は「知れば知るほど八方ふさがりな気分になる」とも言われ,原発問題の根深さと広がりの大きさに,改めて驚きました。 http://iwaiff.com/fa311/
その後の意見交流会「ロックの会」が開かれました。
この「ロックの会」は,松田美由紀さん(女優),岩上安身さん(ジャーナリスト)や
小林武史さん(音楽プロデューサー)達と設立した環境問題を考える会で,
名前の由来は,震災後の6月9日に設立したからだそうです。
私は,岩井監督に手を伸ばせば触れるというくらいの至近距離でお話を聞きました。
岩井監督は,弁護団ホームページにも快くメッセージをくださいました。
岩井監督から弁護団の活動についても聞きたいと言われ,池上弁護士から今の訴訟の状況について説明しました!
北九州とあって,がれき問題について積極的に活動している方々からの意見も多数出されていました。
岩井監督は,水俣病と同じことを繰り返している,今回の原発事故は推進派が一番驚いているのではないか,
あれだけの原発事故がありながら芸能人やアーティストほとんどが沈黙しているのは意外だし困ったこと,
自分は映画を観てくれている人に(原発問題について考えているのに沈黙して)嘘をつきたくない,
問題や被害の大きさに急き立てられながら作った等,
映像と同じく優しいまっすぐとした口調でしっかりと語られました。
また,今の熱を冷まさないように,静かになったとき(の活動)が大事だともおっしゃっていました。
弁護団に対しても,「頑張って」と何度もおっしゃっていただきました。
佐賀だけでなく日本から原発がなくなるまで頑張りましょう。
岩井監督,あたたかいメッセージありがとうございました!! http://iwaiff.com/
(報告:弁護士 德永 由華 弁護士法人奔流 直方オフィス)