原発なくそう!九州玄海訴訟

ニュース

佐賀県への申入れ

  • 2018年05月14日 13:30

5月14日、佐賀県へ対して下記のとおり申入れをおこないました。


 

 

2018年5月14日

佐賀県知事 山口 祥義  様  

「原発なくそう!九州玄海訴訟」原告団

団  長 長谷川 照

「原発なくそう!九州玄海訴訟」弁護団

幹 事 長 東島 浩幸

<連絡先>

佐賀市中央本町1-10 ニュー寺元ビル3F

                 佐賀中央法律事務所付 電話0952253121

(担当:林田)

 

玄海原発3号機の一次給水ポンプの緊急点検と同4号機の全ての給水ポンプ、脱気器配管(パイプ)の緊急点検について

 

諸課題山積する中、貴職のご奮闘に心より敬意を表します。

 当方は、玄海原発の一連の問題につき、九電に対して下記の点を申し入れることにしています。

 佐賀県は、佐賀県民の生命、健康、財産等を守る立場から、九州電力に対し、改めて下記の申入れをおこない、正確かつ詳細な回答を同社に要求し、その結果を県民に公表するよう当方は申し入れます。

 

(1)3号機を直ちに停止して、原子炉格納容器内にあるすべての一次給水ポンプの点検を申し入れます。

理由:脱気器の蒸気漏れは、原子炉が臨界状態のままで修復されたため一次給水ポンプの点検はされていません。

(2)4号機の格納容器内にある一次給水ポンプの点検に加えて、脱気器の配管(パイプ)の点検を申し入れます。

理由:3号機で起こった故障は4号機でも起こる確率は高いと考えられます。

(3)脱気器等の浄水装置の老化を防ぐために、装置を囲む建屋の設置を申し入れます。

理由:二次冷却水の流量を調整する弁(バルブ)の故障につながる恐れがあります(スリーマイル島原発事故の教訓)。

 

注)スリーマイル島原発事故の教訓

バルブ・パイプ・ポンプの故障は、原子炉の炉型によらず故障の大半は安全上重要なシステム(原子炉冷却系一次、二次)で起こっています。しかしこれら三種の故障に対して「フェイルセイフ」を設計することは困難です。

 

参考文献 福井市男、村上明、長谷川照「原発の安全性をめぐる問題」(佐賀県の環境問題を考える、佐賀の自然と文化を守る会、1982年2月)

 

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