第2次提訴、原告1370名! ご報告
- 2012年03月13日 17:04
2012年3月12日(月)、東日本大震災からちょうど1年が経ち、
その節目の時に、私たち原告団・弁護団は1370名の原告による
第2次提訴を佐賀地方裁判所に行い、無事に受理されました。
これで、九州玄海訴訟の原告は、3074名になり、
原発訴訟としては史上最大規模を誇っています。
当日は、第1次提訴の原告の方も含め、
多くの方が提訴行動に参加してくださいました。
(佐賀県弁護士会前、提訴出発前の様子)
また、佐賀地裁までの道のりは、1370名分の訴訟委任状を抱えた
弁護団を先頭に、原告の方の呼びかけで、
「原発いらない!」「子どもを守ろう!」「未来を守ろう!」
とシュプレヒコールをしながら行進しました。
提訴を前に、原告団に挨拶をする板井弁護団共同代表
その後に行われた提訴報告集会では、長谷川原告団団長より
「 国民の原発に対する意識は確実に変わっている。
国策民営の原発に対する国民の世論は明確であり、
本訴訟が目指す『原告1万人』、さらには10万人も夢ではない。
また、この裁判で国を動かすためには10万人の原告が必要である。」
と力強いお言葉をいただきました。
また、板井弁護団共同代表からは九州玄海訴訟の兄弟訴訟である
「九州川内訴訟」が5月末に提起される予定であること、
同じ日に九州玄海訴訟の第3次提訴も予定していることが伝えらるとともに、
「 原発に対する国民の意識は2011年3月11日を境に、
大きく変わった。もしかすると別の人になっているかもしれない。
10万人原告目指して、原発反対の声を九州に、全国に拡げていきたい!」
とのお話がありました。
また、東島幹事長から、去る2月23日に行われた九州電力に対する
公開質問の件について、報告がありました。
報告集会の最後は、第2次提訴声明の読み上げで締めくくりました。
(声明を読み上げる諸隈美波弁護士)
そして、休憩をはさみ、原告団と弁護団の合同会議が実施され、
今後の活動の課題として、
①原告団の拡充、
②原告団・弁護団の活動をどうやって支えるか、
③原告の皆さんへの情報提供方法、など
多くの点について活発な議論が交わされました。
今回の合同会議の中では、結論に至らない議題もありましたので、
この合同会議は継続的に実施される予定です。
次回の合同会議は、
平成24年4月9日(月) 18時~ です。
(実施場所は後日、当ホームページでご確認ください)
今後とも、1万人原告目指して、皆様のご協力、ご支援をよろしくお願いいたします。
(報告:福岡第一法律事務所 八木大和)