原発なくそう!九州玄海訴訟

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さよなら原発!3.11北九州集会

  • 2012年03月13日 14:08

3月11日は各地で反原発、脱原発の集会が開かれており,北九州市でも「さよなら原発!3.11北九州集会」が行われました。当日は,風が強く寒い一日でしたが,東日本大震災からちょうど1年の節目のこの日,約5000人もの人々が広場に集まり,みんなで反原発・脱原発を訴えました。

 

広場に集まった人々。大人もこどももたくさん参加していました!

  

 会場は小倉北区のメディアドーム横広場。テントが並び,それぞれの団体が飲食物や出版物,小物を並べたりとにぎわっていました。玄海原発差止訴訟の弁護団もテントの一角に出店させてもらい,訴訟の案内を配ったり,ブックレットを販売しながら原告の受付も行いました。

 原告団テントの様子   

  

プログラムは午前中から始まり,地元のミュージシャンがステージで演奏したり,九州国際大学教授らによる原発産業、原発政策などについて考えるシンポジウムが開かれました。さらにイラストレーターの黒田征太郎さんと子供たちがステージに上がり、音楽を流しながら絵を描くライブペイティングがありました。

  

黒田征太郎さんと子供たちの絵 

(わかりにくいですが、真ん中が黒田さんの絵。その両サイドに子供たちが画用紙に描いた絵が貼ってあります。)

 

午後からは,本集会として,今回の集会の呼びかけ人からそれぞれ挨拶がありました。玄海原発弁護団からは池上遊弁護士がステージに上がり,提訴の報告や訴訟の意義をわかりやすく説明し訴訟をアピールしました。 

 いろいろな団体がステージから反原発の思いを訴えており,これだけさまざまな人が危機感を持って原発の再稼働を阻止しようとしていること,新しいエネルギー政策への転換を待ち望んでいることを改めて実感しました。

 

続いて被災者からのメッセージとして,福島から避難してきているある母親が「子供が事故後外で遊ぼうとしなくなった」「こどものことを考えているのに家族が一緒に住めなくなった」と事故の影響について切々と訴えており,胸が締め付けられるような思いがするともに二度と同じ事故を繰り返してはならないと強く感じました。

 

 

ステージにて訴える池上弁護士

 

 その後,「悲惨な原発事故は繰り返してはならない。すべての原発の撤退を求める」との集会宣言が採択され,東日本大震災発生時刻の午後246分には,会場にいる全員で一斉に黙とうを行いました。

 最後に,九州電力北九州支社とJR小倉駅までの二手にわかれて,パレードをして集会は終了しました。

 

 今回の集会ではテント前で訴訟の案内を配りつつ,足を止めてくださった方とどのような活動をされているかまたどのような思いで反原発運動に携わっておられるのか情報交換をすることができました。これからもっとこのような横のつながりを大事にしていきたいと思います。東日本大震災や福島原発の事故から1年が過ぎましたが,皆の関心が薄れることがないよう,活発化してきている反原発の動きを継続しさらに大きくしていかなければならないと感じました。

 

  

パレードの様子

 

(報告者:北九州第一法律事務所 諸隈美波)

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